こんにちは、ぽにあ(@poniashikaku)です!
今回は囲碁のおすすめ本の紹介です。
囲碁において、自分の地だと思っていたところが相手から打ち込まれ荒らされてしまうのはとても嫌ですね。
今回はそんな打ち込みに対する応手を解説している本をご紹介します。
しかも実戦でよく出てくる形ばかりなのでイメージが湧きやすいと思います。本の内容のレベルとしては初段前後の方におすすめです。
ちなみに僕はアマチュア4段程度の棋力です。
今回紹介するのは、「アマの知らない打ち込み対策事典」です。
この本では自分の地がどれくらい安全なのかを「危険度」で表しています。
頻出の形を危険度0%〜80%で評価して解説しています。
危険度が低ければそれだけ荒らされにくい形であり、極端に言えば危険度0%ならほぼ確定地なので乱暴な打ち込みは通用しません。
逆に危険度が高い形だとそれだけ荒らされやすく、危険度70〜80%くらいになってくるとそれだけ隙があるので打ち込まれるのは当然の形といえます。
この本に載っている例を少し挙げてみます。
この黒の形は危険度0%です。
ほぼ黒の確定地です。
ここに置かれるのが嫌ですが適切な対処も解説されています。
次にこの形ならどうでしょうか?
この形は一見確定地に見えるのですが、黒の危険度は30%です。
つまり先ほどの形と比べると少し荒らされやすい形になっています。
白ツケから荒らす手筋があります。
もちろん応手についてもこの本で解説してあるので、白の立場でも黒の立場でも勉強になります。
次にこの形ならどうでしょうか?
よく出てくる形ですね。
この形だと黒の危険度は70%になり、実はこのままで黒地とはいえない形です。
白が打ち込んできたら黒地を荒らされることを覚悟しなくてはいけません。
ここでも白からの荒らし方だったり、それに対する黒の応手も解説しているのでどちらの立場でも勉強になります。
この本に載っている形を3つ例に挙げてみましたが、この本では
・「小目からシマリ」への打ち込み8型
・定石形への打ち込み12型
と合計39型について打ち込む側、打ち込まれる側の解説がしっかりされています。
全部頻出の形なので、今までの実践で困ったことがある形も絶対出てくると思います。
この本で読めば打ち込みに対する引き出しが増えて実戦に役立つのでおすすめです。
実際僕も、確定地だと今まで思っていた形が荒らされる余地があったりとか、意地悪な荒らしの手に対して適切な応手を覚えることができたりとか、打ち込みに対しての予測がつくようになりました。
要はとても役に立ったということです!
なお、現在この本は、「ひと目で分かる大ヨセ事典」の内容と合わせて1冊にまとめて再発行されているので、こっちで買ったほうがお得かもしれません。
ちなみに僕も「ひと目で分かる大ヨセ事典」を持っていますが、こちらもとてもわかりやすい本です。
追記:↓「ひと目で分かる大ヨセ事典」についても記事を書いてます!

大ヨセ事典の内容もすごく勉強になるので、そういう意味でも現在発行されている本はめちゃくちゃお得だと思います。
ぜひ読んでみてください!
では。
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